1. 骨盤の歪みってどんな状態?
骨盤は大きく分けて3つの骨からできています。寛骨(かんこつ)が左右1枚ずつ、それらの間に仙骨(せんこつ)があり輪っかを作るような形でできています。寛骨と仙骨の間は仙腸関節(せんちょうかんせつ)、寛骨と寛骨の間は恥骨結合(ちこつけつごう)で結ばれています。仙腸関節や恥骨結合の骨と骨のあいだには軟部組織があり、そこは少しだけ動くようになっています。その少し動くことが骨盤の歪みにつながります。
例えば、左側の寛骨が前に動き、右側の寛骨は後に動いた骨盤の歪みや、左側の寛骨が外へ広がり、右側の寛骨が内へ動いた骨盤の歪みなど人によって様々なパターンがあります。産後は両側の寛骨が外へ開いた骨盤の歪みが多くみられます。
2. なんでそうなるの?
出産時は赤ちゃんが産道を通るため、できるだけ広い通路が必要です。そこでリラキシンというホルモンの影響により恥骨結合や仙腸関節が柔らかくなり、より広い産道をとりやすい状態になります。そのため出産後は寛骨と寛骨の間が緩みやすくなり、骨盤が外に開いたような状態になっています。帝王切開をした方もリラキシンの影響があるので歪みやすくはなっています。
3. そのままにしておくとどうなるの?
ホルモンの影響は長い人でも産後6ヶ月間ぐらいといわれています。その間に恥骨結合も徐々に硬さを取り戻し基本的には自然に縮まっていきます。しかし、退院後はすぐに慣れない新生児の育児や通常の生活が始まってきます。その時期にいつもいい姿勢で座ったり、骨盤に負担をかけない生活ができればいいのですがそうもいかない場合もよくあることです。そのまま自分の体にかまわず無理が続くと、緩んだ骨盤が開いたままの状態や、左右歪んだまま固まってしまう場合がどうしても出てきます。
4. 何で骨盤の矯正をしておいた方がいいの?
歪んだ骨盤をそのままにしておくと、特定の部分にストレスがかかり筋肉やスジが硬くなりやすくなります。そうすると、その硬い筋肉やスジが神経を圧迫し腰や骨盤周辺に痛みが出やすくなります。妊娠前には腰痛や股関節痛がなかった人にさえも、覚えのない痛みが出てくる場合があります。妊娠前ははけていたジーンズなどがはけなくなる場合もでてきます。
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